WordRTCの仕様

WordRTCはDataInPortから文字列を入力することでOpenOffice Word上に文字列を入力することができます。また、カーソル位置の変更、選択中の文字列の出力を行うことができます。※
カーソル位置の変更、フォントの変更、選択中の文字列の出力を行うことができます。コンフィギュレーション変数でアクティブ化時のフォントの指定、DataInPortから読み込む文字列の文字コードの指定、読み込むファイルを設定を行うことができます。またサービスポートとしてカーソルの位置取得、カーソルの先頭、最後尾への移動を行うインターフェースを備えています。

InPort

  

名称 データ型 説明
word  TimedString 入力する文字列
fontsize TimedFloat フォントの大きさ。入力された時点でその大きさに設定される。
wsCharacter TimedShort カーソルを文字単位で移動させる。
wsWord TimedShort カーソルを単語単位で移動させる。
wsLine TimedShort カーソルを行単位で移動させる。
wsParagraph TimedShort カーソルを段落単位で移動させる。
wsWindow TimedShort カーソルをウインドウ単位で移動させる。
wsScreen TimedShort カーソルを画面単位で移動させる。
Char_color TimedRGBColour 未実装
MovementType TimedBoolean 未実装
Italic TimedBoolean Trueで文字をイタリックにする
Bold TimedBoolean Trueで文字を太字にする
Underline TimedBoolean 未実装
Shadow TimedBoolean 未実装
Strikeout TimedBoolean 未実装
Contoured TimedBoolean 未実装
Emphasis TimedBoolean 未実装
Back_color TimedRGBColour 未実装

OutPort

名称  データ型 説明 
selWord TimedString 選択中の文字列を出力
copyWord TimedString コピーした文字列を出力(未実装)

サービスポート

Writer.writer(Provided)

カーソルの位置取得、移動するためのインターフェースです。

名称 引数 戻り値の型 説明
oCurrentCursorPositionX なし float カーソルのX座標を取得
oCurrentCursorPositionY なし float カーソルのY座標の取得
gotoStart boolean sel void カーソルをドキュメントの先頭に移動させる
sel:Trueの場合は移動範囲を選択する
gotoEnd  boolean sel void カーソルをドキュメントの最後尾に移動させる
sel:Trueの場合は移動範囲を選択する
gotoStartOfLine boolean sel void カーソルを行の先頭に移動させる。
sel:Trueの場合は移動範囲を選択する
gotoEndOfLine boolean sel void カーソルを行の最後尾に移動させる。
sel:Trueの場合は移動範囲を選択する

コンフィギュレーションパラメータ

名称 デフォルト値 説明
file_path  string NewFile 未実装
fontsize float 16 アクティブ化したときの文字のサイズ
fontname string MS 明朝 未実装
Red int 0 未実装
Green int 0 未実装
Blue int 0 未実装
Italic int 0 アクティブ化したときに1ならば文字を斜体、0なら立体にする。
Bold int 0 アクティブ化したときに1ならば文字を太字に、0ならば細字にする
Code string utf-8 受信する文字列の文字コード
utf-8
shift_jis
の2種類から選択できます。